深夜食堂 3
『深夜食堂』の第三部が始まりました。
原作本は読んではいないのだけど、ドラマは欠かさず見ています。見ないなんてあり得ないね。それくらい好き。
漫画で好きなのは、昔のことはさておいて、社会人になってからで挙げると、『花田少年史』とこの『深夜食堂』だな。
人間味があって、どこか懐かしさを感じさせ、人の優しさにほだされて、ちょっぴり涙が滲んできそうな感じ。
過不足なく調度良い調味料で、私の心の舌を満足させてくれる作品なのだ。
第三部の最初となる『メンチカツ』
早速、近所の肉屋からメンチ買ってきました。
揚げたてはおいしいわ。
でも、今度は自分で作ってみようと思っています。
「めしや」のマスターを演じている小林薫さん。
うわー、もう六十路超えてるんだ。
渋くていいわー。って、五十路突入の自分が言うのも何だが。
でも、このキャラ演じている小林さん、惚れてしまいそう。
夜の新宿・花園界隈って設定がいいよね。
だから、小寿々姐さんみたいなキャラが出てくるんだろうけど、初めて小寿々姐さんが出てきた時は、実際に二丁目で今となっては超古株のママさんを思い出しちゃった。
二丁目から遠のいて、もう随分経つけど、小寿々姐さんの登場で二丁目の匂いがして、自分も当時を思い出したりして、それが懐かしいんだわー。
竜ちゃんなんんてヤクザも出てくるし、毎回新たに登場してくる客は、みなどこか訳ありな感じの人たちばかり。
でも、みんな、何ていうか、夜の新宿の匂いを背負っているっていうか、夜の新宿でしか生きられないっていうか、それがどこか二丁目でしか騒げなかった当時の自分たちと重なったりして、一人ひとりの登場人物に妙に親近感が湧いてくるんだな。
それでもさ、人はいろんなもの背負って生きている。
夜の街にしか顔を出せない輩でも、そこは自分の生き場所であり居場所。
すったもんだに汗流し、涙流して、人に癒やされ、傷つけられ、それでも何とか笑って生きている。
そんな健気さ、いじらしさが、堪らないんだな。
いろいろあって生きている人の方が、自分はよっぽど人としての魅力を感じるね。
これからしばらくは、このドラマで癒される日が続くな。
ますます寒くなってくるこの時節にはちょうどいい、『心の鍋』となるドラマなのだ。
橘亨 /
Author & Editor
Has laoreet percipitur ad. Vide interesset in mei, no his legimus verterem. Et nostrum imperdiet appellantur usu, mnesarchum referrentur id vim.
0 comments:
Post a Comment