Sunday 9 November 2014

ドラキュラZERO

橘亨

現在公開中の映画『ドラキュラZERO』を見た。

ストーリーなどの詳細は、公式サイトウィキペディアでどうぞ。

感想はというと、ストーリーが単純なので、前半は展開が早くて、話が飛んでんじゃないのかと思うくらいトントンと先に進む。

でも、要となるシーンがドラキュラの力を身につけたヴラド3世とオスマン帝国軍都の戦いなので、前半はしょった感じは仕方がないのかなと、見ているうちに思った。


最初、上の写真のように、ヴラド3世が身につけている鎧が、昔見たフランシス・コッポラ監督の『ドラキュラ Bram Stoker's Dracula (1992)』のと同じじゃないかと思うくらい似ていて、この映画はコッポラ監督のドラキュラの前にあたる話なのかと思った。そしたら、全然違うんだね。


おもしろかったといえばおもしろかったし、微妙といえば微妙。

コッポラの作品のように愛を貫くドラキュラの姿は同じだが、コッポラ作品は神を呪いドラキュラになったけど、こちらは家族と国を守るためにドラキュラの力を身につけている。

気持ち悪さはコッポラ作の方が十分あって、こちらはやはりロマンスとエンターテイメントの要素の方が優っていて、娯楽としては確かに楽しめるが、何が言いたかったのかと問われると、何も残らない映画かなと。

おまけに古来のヴァンパイアがいる洞窟が映るのだが、あれ、『ロード・オブ・ザ・リング』の火の山の入り口と似ているし、オリジナルを見ている筈のに、他の作品を思わせちゃうところがあったりして、映画に入り込んでいくのをちょっと邪魔される感じ。


それでも嬉しかったことがいくつかあって、一つは主演のルーク・エヴァンスがゲイだってことを初めて知ったこと。

どこかで見た顔だなと思って調べたら、『インモータルズ -神々の戦い-』でゼウスを演じた俳優さんだった。まだ35歳という若さだけど、老けて見えるかな。40代って言っても、そうなんだとか思えるくらい渋い。けど、やっぱりかっこいいね。

もう一つあれっと思ったのが、ヴラド3世に力を授けるヴァンパイアを演じた俳優だが、これもどっかで聞いた声、見た顔だなと。

次のシーズンが待ち遠しい海外の大人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、タイウィン・ラニスターを演じた(前シリーズで殺されちゃったけど)チャールズ・ダンスだったのだ。


もう一回見てもいいかなとも思うけど、DVD待ちかな。

ただ、ルーク・エヴァンスの出演している作品をこれからは注目していきたいなと思った。


橘亨 / Author & Editor

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